製造課
安心安全な商品の製造と、製造ラインのメンテナンスなどを担っています。
当社では製造ラインが数十種類あり、加工内容の大枠で製造1課、製造2課、製造3課に分かれています。
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業務内容
製造1課
主に蒸し乾燥工程の製造を担当しています。大型の蒸し乾燥ラインを複数台所有しており、お米や穀物の蒸し乾燥加工をおこないます。原料選別、吸水・水切、蒸し加工、乾燥、冷却、半製品包装の一連の流れがあります。基本的にはシフト制で各工程を回り、チームで作業をおこないます。
製造2課
主に焙煎加工の製造を担当します。焙煎機は10種類以上所有しており、それぞれの焙煎ライン毎に担当者がいます。当社では農産物を中心とした原料を扱うため、同じ製品に仕上げるためには加工時の微調整が必要不可欠です。原料の状態や気候、分析結果を見ながら、加工しています。
製造3課
主に食品関連の製造を担当しています。加工の種類は幅広く、パフ加工、パウダー加工、小袋包装、原料選別、焙煎加工など様々です。各ラインの応援にいくこともあり、数種類のラインを覚えていただきます。扱う原料の種類も幅広く、毎日違う商品の製造をしているため、製造課の中で最もバラエティ豊かかもしれません。
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製品ができるまでの流れ
当社で製造している焙煎米のパウダーができるまでを紹介します。
この原料は飲料や菓子等に使用されております。
STEP01原料荷受け
お客様や仕入先様から届いた原料は専用の原料倉庫で保管します。
原料の種類に応じて適した倉庫で保管し、使用するまで原料の品質を保持します。
STEP02浸漬
お米を水に漬け内部にまで吸水させる工程となります。
炊飯器でお米を炊く際水に漬けるのと原理は同じです。
またお米以外にも小豆や大豆、大麦、発芽玄米を作る時にも浸漬処理します。
STEP03蒸し乾燥
浸漬した原料を加熱(蒸し)し乾燥することで原料の水分値を調整します。
浸漬から蒸し乾燥工程を辿る事で次工程の焙煎時にしっかり膨化させることができます。
STEP04焙煎
浸漬・蒸し乾燥後の原料を熱風焙煎機で焙煎します。
お客様の希望の色味(L値)、嵩比重に合わせる事ができます。
細かい変化で最終製品の風味が変わる為、弊社では一番大切な工程となっております。
お米以外にも大麦やハト麦、大豆、様々な雑穀を焙煎しております。
STEP05微粉砕
焙煎後の原料を30μm~40μmの細かさまで粉砕します。
粒度コントロールが難しく、品質管理課と綿密な検査をしながら製造をしております。
当社の微粉砕機は投入~排出までが早い為原料の色味を損なわず加工することができます。
STEP06出荷
出来上がった製品はトラックに積み込み、お客様の下へ届けられます。
資材に破れがないかや製品に間違いがないか出荷前に入念にチェックします。
品質管理課
各工場の品質保証、原材料・製品の品質管理を担っています。
「品質管理」とは、文字通り品質を管理することを指しますが、それは製品の単なる検査に留まりません。品質管理の業務内容は幅広く、工場管理、最終製品の検査、品質保証業務など多岐にわたります。
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業務内容
工場管理/衛生管理
製造現場で不良品を発生させないために、製造工程の管理と問題点の改善、工場内の衛生管理をおこないます。安全衛生や品質管理、商品に関する知識だけでなく、製造ラインや機械特性など製造現場に関する知識も必要不可欠です。
奈良工場だけでなく、他拠点(旭川工場/石川工場/長浜工場)の管理・指導をおこなっており、出張に出ることも多いです。
検査業務
安心安全な製品を提供するために、原料受け入れから製品ができるまで、各工程で必要な検査を実施し、品質確認をおこないます。具体的には、外観確認、微生物検査、成分検査、官能検査などがあります。
品質保証/クレーム対応
当社は国際的な食品安全システム認証規格である「FSSC22000」を取得しており、品質管理課では事務的な業務も担当しています。またクレームが発生した際は品質管理課が中心となり、原因究明と解決策を考案します。社内だけでなく社外とも積極的にコミュニケーションを取り、問題解決に取り組みます。
業務課
業務課では、荷受原料や製造品、資材などの在庫管理、荷受出庫業務、受発注業務、売上処理、配車手配、一部生産管理などを担っています。
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業務内容
受発注処理
商品や取引先によって、受注から出荷までのプロセスが異なり、異なる案件やニーズに注意を払う必要があります。受注確認の後、製品在庫の確認、生産指示、日報の確認、運送会社への配車手配、社内の出荷指示、売上処理など、複数の工程が存在し、それぞれの取引先に合わせて適切な対応が必要です。業務量が多いため、常に効率化を意識しています。
また社内トレースがとれるように、「荷受け~製造~出荷」における各工程について全て記録をとり、業務課が中心となって書類管理しています。
窓口業務
奈良工場は敷地が広く、来客者は初めに業務課で受付していただきます。運送会社のドライバーや業者、取引先など訪問者は様々です。また取引先との電話応対など社外コミュニケーションを取ることが多いです。
奈良工場は来訪者が多いため、一部来客調整などスケジュール管理などもおこないます。
入出庫管理
毎日原材料の入庫や製品の出荷が多数あり、日々の入出庫業務を把握しながら効率よく作業をおこないます。大型トラックが何台も出入りするため、ドライバーとの円滑なコミュニケーションを意識しながら、最短時間で荷下ろし・出荷できるように対応します。フォークリフトやトラックなどを使用し、工場内移動もおこないます。
研究開発課
取引先からの依頼に沿った商品開発や自社商品の研究開発を担っています。
当社ではメーカー様からの依頼に基づいて試作開発を行うことが多く、開発プロジェクトにおいて研究開発課が主体となりラボ試作を実施しています。また営業部のメンバーと共にお客様と商談に同席したり、製造課で行われる実機テストの立会いや検証を行い、開発案件におけるサポートをおこなっています。
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業務内容
ラボ試作
当社での試作は実際の製造ラインを使用していますが、ラボ機も少しずつ増やしており、案件によってはラボ機で事前検証をおこなっています。ラボ機での検証結果を営業部やお客様へ報告し、実製造ラインでの製造方法や改善点を提案します。
現場試作立ち合い
実製造を想定した場合、製造ラインでの試作は必要不可欠です。研究開発課が現場での試作に立ち会うケースもあります。加工の目的に「含有成分の変化」を挙げられるケースもあり、これまで培った理系の知識を踏まえ、製造提案しています。
商談同席/打ち合わせ
取引先の担当者は営業部や購買部、開発部など様々な部署の方がおられ、開発担当者の意見を聞いてみたいというケースもあり、商談に同席することが多いです。理系のお客様もおられるため、必要に応じて文献検索などもおこないます。
設備課
各工場の設備改善・修繕及び管理を担っています。
当社の設備は自社で改造されたオリジナル仕様であり、メンテナンスなども自社で実施しています。また、新しい設備の選定や製造ラインの改善提案など、設備全般に関する業務もおこないます。
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業務内容
設備修繕/メンテナンス
当社の設備はオリジナル仕様であるため、通常は設備のメンテナンスや修繕については、基本的に自社で対応しています。製造課でも一部の範囲で対応できることがありますが、設備課が主導的な役割を果たしています。設備トラブルは予測不可能でイレギュラーに発生するため、設備に関する知識だけでなく、臨機応変な対応力も求められます。
設備改善/省エネ活動
当社の製造ラインについて、一度組み上げたら完成ではなく、定期的に見直しをおこないます。生産効率化、トラブルの防止、品質向上、省エネ化などの視点でラインを見直し、設備改善を提案します。
特に当社では省エネ活動に力を入れており、環境省が策定した環境マネジメントシステム「エコアクション21」を認証取得しています。プロジェクトチームを組み、環境に配慮した製造・企業活動を推進しています。
新規設備の選定/導入
当社は全国に4か所の工場拠点を有しており、設備課はこれらすべての工場の設備に関する業務を担当しています。設備課長が指揮を執り、課員の業務割り当てや出張などを調整しています。
当社では定期的に新しい設備の導入や改修工事を行っており、その過程で設備の選定、業者との打ち合わせ、設置工事、改修工事の監督を設備課が主導しています。そのため、社内および外部とのコミュニケーションが活発に行われ、協力体制が築かれています。